海城の社会で見ておきたいこと
海城の社会は、単元ごとに細かく分かれた問題を順に解いていく、という見方だけでは足りません。過去問を見ると、ひとつの大きな題材をもとに、歴史、地理、公民へ広げていく形が見られます。
つまり、覚えた知識をそのまま出すだけではなく、本文を読み、資料を見て、そこからどの知識を使うかを判断する必要があります。ここが、海城の社会を考えるときの大事なポイントです。
大問一つを読み切る力
社会の勉強は、どうしても暗記中心になりやすい。年号、地名、人物名、制度名を覚えることはもちろん必要です。しかし、海城を考えるなら、それを一問一答のまま終わらせない方がよいでしょう。
長い本文の中で、何がテーマになっているのか。写真や地図、表は何を示しているのか。設問は本文のどこを使わせようとしているのか。そういう確認をしながら解く練習が必要になります。
大問が一つで全範囲から問われるということは、途中で読み方を乱すと、後ろの設問にも影響します。歴史の知識で始まった問題が、地理の資料に移り、最後は社会の仕組みを考えさせる、という流れもあり得ます。だから、単元別に覚えたものを、問題の中でつなぎ直す力が要ります。
家庭で確認するポイント
過去問を解いたあと、点数だけを見るのではなく、どこを根拠に答えたのかを確認してください。
本文から拾ったのか。資料から読んだのか。自分の知識で補ったのか。ここが本人の中であいまいなままだと、次も同じように迷います。
直しをするときは、まず間違えた問題について、答えだけを写させない。本文のどの部分を見ればよかったのか、資料のどこに注目すればよかったのかを確認させる。そのうえで、足りなかった知識を短く戻す。この順番の方が、海城の社会には合っています。
暗記を増やすだけではなく、ひとつの大問を最後まで読み切る。本文、資料、知識を分けて確認する。社会の過去問では、そこをポイントにしておくと、直しの意味がはっきりします。
