「学習のポイント」カテゴリーアーカイブ

変わらないものを先に見つける

海城の算数では、図形の条件を整理しながら考える問題がよく見られます。そこで大切なのが、図の中で「変わらないもの」と「条件によって変わるもの」を区別することです。

変わらない条件を先に押さえる

例えば、正方形の一辺の長さ、等しいと示された角、円の半径などは、問題の途中で条件が加わっても変わりません。まず、こうした部分に同じ印を付けたり、長さや角度を書き込んだりして、図の中に残しておきます。

一方、点が辺の上を動く問題では、その点の位置や、そこからできる長さ、面積などは変化します。最初から数値を決めつけず、「動く点」「変わる長さ」として見ておくことが必要です。

海城では、前の小問で求めた結果を使って、次の小問を考える問題もあります。そのため、答えだけを出して終わりにせず、どの長さを求めたのか、どの図形が等しいのかを図に書き残しておくと、後半の条件整理がしやすくなります。

普段の演習でも、解説を読む前に、変わらない条件には印を付け、動く部分には矢印を入れてみてください。固定された条件を土台にして、変化する部分を考える習慣が、複雑な図形問題を解く力につながります。

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社会は一問で全範囲を見る

海城の社会で見ておきたいこと

海城の社会は、単元ごとに細かく分かれた問題を順に解いていく、という見方だけでは足りません。過去問を見ると、ひとつの大きな題材をもとに、歴史、地理、公民へ広げていく形が見られます。

つまり、覚えた知識をそのまま出すだけではなく、本文を読み、資料を見て、そこからどの知識を使うかを判断する必要があります。ここが、海城の社会を考えるときの大事なポイントです。

大問一つを読み切る力

社会の勉強は、どうしても暗記中心になりやすい。年号、地名、人物名、制度名を覚えることはもちろん必要です。しかし、海城を考えるなら、それを一問一答のまま終わらせない方がよいでしょう。

長い本文の中で、何がテーマになっているのか。写真や地図、表は何を示しているのか。設問は本文のどこを使わせようとしているのか。そういう確認をしながら解く練習が必要になります。

大問が一つで全範囲から問われるということは、途中で読み方を乱すと、後ろの設問にも影響します。歴史の知識で始まった問題が、地理の資料に移り、最後は社会の仕組みを考えさせる、という流れもあり得ます。だから、単元別に覚えたものを、問題の中でつなぎ直す力が要ります。

家庭で確認するポイント

過去問を解いたあと、点数だけを見るのではなく、どこを根拠に答えたのかを確認してください。

本文から拾ったのか。資料から読んだのか。自分の知識で補ったのか。ここが本人の中であいまいなままだと、次も同じように迷います。

直しをするときは、まず間違えた問題について、答えだけを写させない。本文のどの部分を見ればよかったのか、資料のどこに注目すればよかったのかを確認させる。そのうえで、足りなかった知識を短く戻す。この順番の方が、海城の社会には合っています。

暗記を増やすだけではなく、ひとつの大問を最後まで読み切る。本文、資料、知識を分けて確認する。社会の過去問では、そこをポイントにしておくと、直しの意味がはっきりします。

選択肢の判断基準

選択肢の判断基準を持つ

海城の国語で安定して点を取るには、選択肢を感覚で選ばないことが大事です。本文を読んで「何となくこれが近い」と選ぶと、最後の二択で迷いやすくなります。必要なのは、選択肢を本文に戻して判断する基準を持つことです。

海城の問題では、明らかに違う選択肢だけでなく、一見すると本文に合っているように見える選択肢も出てきます。本文中の言葉に似た表現が入っているから正しい、とは限りません。むしろ、その言葉が本文と同じ意味で使われているか、本文の流れと合っているかを確かめる必要があります。

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設問を読み切る力

海城を受ける子にとって、速く解くことは大事です。ただ、急いだ結果、設問の条件を半分だけ読んでしまうと、力があっても点にはなりません。

算数でも国語でも、問題は「何を答えるか」を決めてから動き出すものです。答えの形、使ってよい条件、比べるもの、理由を書くのか結論だけでよいのか。そこを曖昧にしたまま手を動かすと、途中まで合っていても最後でずれます。

海城の学校別対策では、難しい問題を増やす前に、設問を読み切る姿勢を作っておきたいところです。式を立てる前に条件を一度止める。記述なら、問いが求めている理由と、自分が書こうとしている内容が同じかを確かめる。これだけで、答案の崩れ方はかなり変わります。

塾のクラスや偏差値を追っていると、どうしても解法を増やす方へ気持ちが向きます。しかし学校別の問題では、知っている解き方をそのまま当てはめるだけでは足りない場面があります。まず設問を読み、条件を選び、答えの形を決める。その順番を崩さないことです。

入試本番で新しい問題に出会ったとき、頼りになるのは丸暗記した手順だけではありません。自分で問いを読み切り、何を聞かれているかをつかむ力です。海城を受けるなら、普段の一問でもそこを雑にしない。速さより先に、問いを最後まで読むことを大事にしてください。