海城算数、追加条件を囲む

海城の算数を直していると、(1)は解けているのに、(2)で加わった一文を使わないまま計算していることがあります。本人は問題文を読んでいます。ただ、(1)と同じ流れで手を動かしたため、「ただし」のあとを読み過ごしているのです。

2023〜2025年の海城算数では、小問集合のあとに大問が続き、その後半で条件を加えて考えさせる構成が繰り返し見られます。(1)で使った考え方が役立つ一方、まったく同じ問題が続くわけではありません。途中から何が加わったのかを見失うと、計算が合っていても答えはずれます。

過去問では、後半で新しく加わった言葉だけを四角で囲んでみてください。することはこれ一つです。(2)の文章を全部囲むのではなく、(1)にはなかった部分だけを囲みます。

たとえば数を並べる練習問題で、(1)では自由に並べ、(2)では「同じ数を続けて置かない」と加わったとします。この場合は、「同じ数を続けて置かない」だけを囲みます。式や場合分けを書く前にその四角を見ると、(1)と同じ数え方のままでよいのかを確かめられます。

後半へ進んだ子どもの目は、「何通りですか」「長さを求めなさい」といった末尾へ向きがちです。その少し前にある一文は、読んだつもりで通り過ぎやすいものです。囲みがあれば、答えを出したあとにも「この言葉を使ったかな」と戻れます。きれいな印でなくて構いません。

直しで読み落としが見つかっても、すぐに関連単元を広くやり直すとは限りません。翌週に同じ大問を開き、追加された言葉を囲めるかだけを見ます。今日は海城の大問を一題開き、後半で増えた言葉だけを四角で囲んでみてください。