海城を受ける子にとって、速く解くことは大事です。ただ、急いだ結果、設問の条件を半分だけ読んでしまうと、力があっても点にはなりません。
算数でも国語でも、問題は「何を答えるか」を決めてから動き出すものです。答えの形、使ってよい条件、比べるもの、理由を書くのか結論だけでよいのか。そこを曖昧にしたまま手を動かすと、途中まで合っていても最後でずれます。
海城の学校別対策では、難しい問題を増やす前に、設問を読み切る姿勢を作っておきたいところです。式を立てる前に条件を一度止める。記述なら、問いが求めている理由と、自分が書こうとしている内容が同じかを確かめる。これだけで、答案の崩れ方はかなり変わります。
塾のクラスや偏差値を追っていると、どうしても解法を増やす方へ気持ちが向きます。しかし学校別の問題では、知っている解き方をそのまま当てはめるだけでは足りない場面があります。まず設問を読み、条件を選び、答えの形を決める。その順番を崩さないことです。
入試本番で新しい問題に出会ったとき、頼りになるのは丸暗記した手順だけではありません。自分で問いを読み切り、何を聞かれているかをつかむ力です。海城を受けるなら、普段の一問でもそこを雑にしない。速さより先に、問いを最後まで読むことを大事にしてください。
