条件を図に戻す

本郷の算数で先に決めること

本郷の算数は、計算だけで終わる構成ではありません。50分100点の中で、前半の小問で基本を取りつつ、後半は長めの条件文、グラフ、会話形式、立体へ進みます。だから大事なのは、式を急ぐ前に、条件を図や表に戻すことです。

長い文章は、そのまま読んでも解けません。人、もの、時間、距離、回数に分けて余白へ置く。次に、どの量が動くのかを見て、矢印や印をそろえる。本郷ではこの整理ができないと、正しい計算をしても最後でずれます。

図形は、見える線だけで答えを作らないことです。底辺、軸、基点を先に決め、対応する点は同じ記号でそろえる。展開図や立体では、移動前後の位置を同じ見方で置き直す。線を増やすより、何をどの順で見たかを残す方が大事です。

グラフや表も同じです。まず軸と単位を確認し、折れ点や変化の切れ目が何を示すかを見る。数字を拾うだけでなく、どの量が増え、どの量が止まり、どこで関係が変わったかを押さえる。本郷はここを見ています。

会話形式の問題は、言葉のやりとりを追うより、確定した条件だけを表に落とす方が速いです。途中で迷ったら、そのページで条件を並べ直してから戻る。保留を付けて次へ進む判断も必要です。

本郷では、前半で条件を落とさず、後半で図表に戻し切れるかが分かれ目になります。描線の細かさより、答案上で条件の置き方をそろえること。個別で図や表の置き方を詰める場面では個別ワークスが向いています。塾の速さとずれるときは、まず本人の整理の型を直してください。