過去問を始める前に、家庭で見ておきたいこと

過去問をいつ始めるか、という相談は多いものです。早く始めれば安心できるように見えますが、まだ土台ができていない時期に点数だけを見ると、かえって親子で追い込まれてしまうことがあります。

本郷を考えている家庭でも、塾の組み分けや週ごとの宿題に気を取られて、学校別の準備をどう入れるかで迷うことがあるでしょう。しかし、最初に見るべきなのは点数ではありません。子どもが問題文をどう読み、条件をどう整理し、間違えたあとに何を直せるかです。

点数より先に見るもの

過去問は、合格可能性を占うためだけに使うものではありません。むしろ最初は、今の勉強が志望校の問題にどうつながっているかを確かめる材料です。

算数であれば、式が立つ前に図や条件を書けているか。国語であれば、記述の前に本文の根拠へ戻れているか。理科や社会であれば、知識をそのまま出すだけでなく、設問の聞き方に合わせて使えているか。そういうところを見ると、塾のテストでは見えなかった課題が出てきます。

塾の進度と学校別対策は同じではない

塾のカリキュラムは、多くの学校に対応できるように作られています。だから、そこで上位にいることは大事ですが、それだけで学校別対策が進んでいるとは限りません。

反対に、組み分けが思うように上がらなくても、志望校の問題に向き合う力が少しずつ育っている場合もあります。家庭では、塾の順位だけで判断せず、本人がどこで止まるのかを見ておく必要があります。

最初の過去問は急がなくていい

最初から時間を測って解かせる必要はありません。まずは一題を選び、親が横で口を出しすぎず、子どもがどこまで考えるかを見る。それだけでも十分です。

解き終わったあとに大事なのは、正解したかどうかより、もう一度同じ問題を説明できるかです。解説を読んで終わりにすると、できた気になってしまう。翌日か数日後に、自分の手で再現できるかを見ると、本当に身についたかが分かります。

外の目を入れる場面

家庭だけで見るのが難しいのは、途中式や記述のどこを直せばよいかです。点数だけなら家庭でも分かりますが、次に何を優先するかは、答案を見慣れた目があった方が早いことがあります。

個別の添削や指導が必要な場合は、邦学館 個別ワークスをご利用ください。