海城の算数は、後半の大問だけを見ていると崩れます。冒頭は小問集合から入り、計算、割合、数の条件、角度、簡単な図形処理を短く積みます。ここで流れを切らないことが大事です。
(1) はただの導入ではありません。後ろの条件整理や場合分けに、そのままつながる入口です。最初の小問で数の置き方や固定・可変の見方を外すと、後半の大問まで響きます。海城は、入口の取り方が粗いと後で重くなる学校です。
図形も同じで、与えられた図を眺めるだけでは足りません。補助線、等しい長さ、角、面積比を自分で足し、何が固定で何が動くのかを早く見ます。問題用紙は持ち帰れないので、試験中に残した印がそのまま復習になります。だから、条件を黙って区切って、図の中に書き込む習慣が要ります。
後半の規則、立体、並び、操作の問題では、(1) で作った入口がそのまま使えます。小問集合で時間を食いすぎず、でも条件の読み違いで落とさない。この両方が要ります。速さだけで押すと、途中の条件が抜けます。
見直しは、計算ミスより先に、(1) で拾った条件が後続に残っているかを見ます。海城の算数は、難問を追い続ける学校ではなく、入口を丁寧に取れるかで差が出る学校です。塾の進度に追われて入口を急ぐより、本人が条件を答案に残す方が後半で効きます。
