芝の国語でまず意識したいのは、記述問題に時間を使いすぎないことです。国語は五十分、百点満点。大問は四つで、漢字、慣用句、論説文、物語文という構成です。知識問題で確実に点を取り、その上で読解記述にどれだけ落ち着いて取り組めるかが勝負になります。
大問一の漢字、大問二の慣用句は、時間をかけて考える問題ではありません。ここで迷い続けると、後半の読解にしわ寄せが出ます。まずは知っているものを確実に書き、わからないものは印をつけて先へ進む。芝の国語では、この切り替えがとても大事です。
大問三・四では、論説文と物語文が一題ずつ出ます。読解問題は記述が中心で、十五字程度の短い説明から、八十字、百字程度の長い記述まで幅があります。つまり、本文が読めるだけでは足りません。設問ごとに、何をどの長さで答えるのかを判断する力が必要になります。
そのために練習しておきたいのは、書き始める前に「答えの骨」を一行で作ることです。たとえば、気持ちを問われているなら「なぜそう感じたのか」を短くまとめる。言葉の意味を問われているなら「本文中ではどういう意味で使われているのか」を一文にする。この一行があると、長い記述でも途中で話がそれにくくなります。
ただし、一行要旨を書くこと自体が目的ではありません。大事なのは、指定字数に合わせて中身を増減することです。短い記述なら、理由を一つに絞る。長い記述なら、理由や気持ちの変化を二つに分けて入れる。本文の言葉をそのまま抜き出すだけでなく、設問に合う形に整える練習が必要です。
芝を志望するなら、過去問演習では点数だけを見ないことです。知識問題に何分かかったか。論説文と物語文のどちらで時間を使いすぎたか。長い記述で、本文の根拠を入れられたか。こうした点を確認していくと、次に何を直せばよいかが見えてきます。
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