芝理科、用土の二つの表を結ぶ

2025年度の芝中学校第1回理科は、夏休みの手伝いを描く文章から始まります。大問1の(1)で問われるのは、赤玉土、鹿沼土、腐葉土、バーミキュライトの四種類です。観察結果の表と、用土の説明A〜Dを結び、正しい組合せを選びます。

ここで誤答した答案を、すぐに「土の知識が足りない」と決めるのは早いでしょう。赤玉土の観察欄には、明るい茶色、固まった数ミリメートルの粒、やや硬いとあります。説明Aは、赤土を乾燥させ、粒の大きさをそろえたものです。腐葉土も、枯れ葉や枝が混じる観察と、落ち葉などが発酵した説明Cがつながります。

四つを一度に覚え直すより、答案で最初に切れた組合せを特定する方が先です。名前は知っていて表同士を照合できなかったのか、鹿沼土やバーミキュライトの性質を取り違えたのか。同じ誤答でも、直す一か所は違います。

オンライン個別指導で扱うなら、解説を最初から読み上げる時間にはしません。問題文、二つの表、答案を同じ画面に並べ、最初に合わなくなった一組だけを教師が確かめます。組合せの記号だけでなく、観察欄のどの語が説明につながったかが分かれば、残りを総復習する必要はありません。

芝の理科は、この一問だけでも、知識がないのか、資料を結べなかったのかで直し方が分かれます。一対一で扱うのは、理科全体ではなく、答案で対応を間違えた用土一つです。

芝中学校「2025年度中学入試結果」