高校一年まで毎年クラスを替える

豊島岡女子学園では、中学一年から高校一年まで、毎年クラス替えを行います。中学の三年間だけではありません。高校へ進む年にも、もう一度クラスが組み替わります。

学校は、その目的を、たくさんの友人と出会い、豊かな個性に触れるためと説明しています。六年間を同じ学校で過ごしても、教室の顔ぶれまで固定するわけではない。毎年、新しい関係の中で学校生活を始める仕組みです。

ここで大事なのは、クラス替えの回数より、高校一年まで続くことです。中学から高校へ上がる節目にも、これまでの関係だけに落ち着かず、同じ学年の別の生徒と過ごす機会を置く。学年全体の中で、知り合う範囲を毎年少しずつ広げる組み方です。

高校二年になると、本人の進路希望に合わせて文系と理系に分かれます。高校三年では、文系も理系も選択科目ごとのクラス編成となり、演習中心の授業へ進みます。学ぶ方向でクラスが分かれる前に、四年間は毎年クラスを組み直すのです。

学校選びでは授業内容に目が向きますが、誰と同じ教室で学ぶかも、六年間の組み方を表します。豊島岡では、前半はさまざまな友人や個性に触れ、後半は進路に応じた学びへ移る。その順番がクラス編成にも表れています。

豊島岡女子学園「カリキュラム(中学校)」